◇ブロックチェーン時代を見据えて~新仮想通貨『ステラ』 仮想通貨「ビットコイン」の私設取引所『マウントゴックス』の創設者が新たな仮想通貨システム「ステラ」を立ち上げた。
新仮想通貨「ステラ」は7月末に運用を開始し、今までに日米欧など世界の口座数はすでに50万を超える盛況ぶりだが……。
ところで、『マウントゴックス』といえば、システムの不具合を悪用した不正アクセスによりインターネット上の仮想通貨「ビットコイン」のほぼ全てを消失したとして経営破綻し、負債総額は約65億円にのぼった。2月には東京地裁に民事再生法の適用を申請したが4月に棄却され、同社は再建を断念すると同時に破産手続きに移行した。7月の債権者集会では破産管財人が約20万ビットコインと預金6億9800万円を確保したと報告するも、結局、顧客が有する75万ビットコインのほか、購入用の預かり金約28億円も消失していたことが判明した。 そんな信用を失墜したままの『マウントゴックス』の創設者が立ち上げた仮想通貨システム「ステラ」が賑わいはじめている。
売りは新仮想通貨「ステラ」は円やドルなどの現金の通貨との親和性を重視し、送金や決済での利便性向上を図るという。
果して『マウントゴックス』創設者は“汚名返上”し、成功することができるか。